これは【奥義22話 帰省】で描かれた一幕
田舎に帰省したら首領パッチが割り箸を植えたり、FAXになったり、母上になったりと特に勢いのある回です。
・どうして割り箸を田植えするのか
・首領パッチがFAXになった理由
アニメでも評価が高く、夏の雰囲気を感じさせる扉絵とあわせて人気の高い22話。
一緒にみていきましょう。
どうして割り箸を田植えするのか
※出典情報詳細※
WEBSITE:ODAN
撮影者:Image by Rolando Marin from Pixabay
田舎に帰省したボーボボ一行
川で冷やしたスイカを食べようと爽やかな首領パッチ
その横に、天気がよいので植えたという大量の割り箸がありました(?)
これはヘッポコ丸の覚醒を予言した表現と考えられます。
割り箸・スイカの描写からそれを読み取ることが可能です。
「おてもと」は晴れ舞台を意味する?
お箸の別名は「おてもと」
お箸には「祝事用」「家庭用」と用途を分けて使っていた時代があります。
その名残で『はし(はしっこ)は縁起悪いよな』という連想から…
『「はし」じゃなくて「もと」!』⇒「おてもと」となった説が有力です。
また、祝事の際のお箸の意味は「事を始める」
つまり、修行中のヘッポコ丸に何かが始まることを暗喩した表現であるといえます。
スイカを食べるとき=縁起がよい
あわせてスイカは縁起物であると昔から言われています。
・終わりと始まりの境目がない=無限、成長を想起させる
日本では先祖の霊との縁の為にお盆にスイカをお供えしますし、外国、特にベトナムでは決まった時期にスイカ市ができて縁起物として飾る習慣があります。
つまり、縁起のよいスイカを夏に食べるという行為はヘッポコ丸とボーボボ一行との縁がより強くなることを表しているのです。
首領パッチがFAXになった理由
割り箸を植えた後、首領パッチはFAXになります。
「パーフェクト」とびっしり書かれた紙を口から吐き出し続け、鉛筆に執着する筆箱を改心させます。
これは視野を広く持つことで人生を豊かに過ごしてほしいというメッセージだと考えられます。
FAXは「ファクシミリの原理」を表している
データーを送るFAXの正式名称はファクシミリ
これが語源とされる「ファクシミリの原理」というものがあります。
数学に関するもので細かい説明を省くと、特定の文字を固定して答えをだす考え方と一般に言われます。
ちなみにボーボボにおいて数学要素は⇩など多数登場します。
ボーボボの「3+3=8」は天の助への〇〇〇を意味するメッセージだった!?
お箸で3mのFAXをキャッチしている
そんなFAXをお箸で懸命にキャッチしようとします。
結果は3m。首領パッチもこんなもんかとご満悦。
・fax(固定した考え)を3mだけにする
固定した偏った考えに陥ってしまいがちな現代社会
筆箱も鉛筆に執着した結果、畑を荒らす犯罪に走ってしまいました。
しかし、少しでも他のものに目を向ければ前向きになれる。
それが筆箱を改心したシーンにつながり、最後の花火「I love スキヤキ」につながったと解釈できるのです。
まとめ
何かに熱中している時こそ、一歩立ち止まる大切さを教えてくれる回でしたね…!
ボーボボ3巻は、こちらから20ページ前後の試し読みができますので是非活用ください。
【ボーボボ 21話】野生の鼻毛真拳使い!?オバサン(師匠)の正体とは!?
原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。