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【逃げ若 名前】主人公の幼い頃の名前は「亀」【クッソ可愛い幼名】

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「逃げ若の若って本当の名前は何て言うの?」

本名を「北条時行」
そして、またの名を「亀寿丸」と言います。

今回はこの「亀寿丸」という名前についてのお話です。

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執筆者紹介
・ネウヤコのみがジャスティスと妄信する原理主義者

時行の幼名「亀寿丸」 とは

※出典情報詳細※
WEBSITE:ODAN
撮影者:UnsplashCraig Pattenaudeが撮影した写真 

童名(わらわな)
元服する前の名前で小さい頃に呼ばれる呼び名のことです。

逃げ若の若君、時行の童名は『亀寿丸』

+ 寿 大変長生きしそうな漢字の構成ですね。
「亀」と聞いて長寿、金運を想起する方は多いでしょう。

これは中華に起源があるとされます。

亀は神の遣い?

中国には、不老長寿が住むと言われる蓮莱山で暮らす仙人の遣いが亀だったという話があり、長寿の象徴とされていたとされます。

東晋(330年前後)に書かれたとされる「抱朴子」によると

千年生きると毛が生えてくる
五千年で神亀
一万年で霊亀

ランクアップ方式でパワーアップしていくとされます。
これは逸話の域を出ない話ですが、事実、亀は長寿です。

亀さん ご長寿

日本でも馴染み深いミドリガメの平均寿命は15年程度。
アカウミガメは70~80年。

そして、なんとセントヘレナ島(イギリス領)にいるゾウガメのジョナサン氏は

推定年齢189歳!!(2020年時点)

100年以上ご存命というのだから驚きです。

1918年に亡くなったが、アンダブラゾウガメは152年分の飼育記録が残っています。
ホント長生きですね。

童名を全うする若君

「逃げ上手の若君」は

「逃げる」「生き残る」が一つのテーマとなっている。

史実の時行の考え方やそれをアレンジを加えた性癖
時行一行が自分たちの郎党に「逃若党」とつけたりしており、一貫している。

結果として、『亀寿丸』はピッタリな幼名といえる。

第一話でも示されているがこの時代、
命よりプライドや誇りを重きに置く人間が多かったとされている。

しかし、生き残ることで見えてくることもあるのが人の生だろう。

幼名は「亀寿丸」であってほしい…!

「梅松論」「保歴間記」など書物によって勝寿丸、勝長寿丸など表記揺れがあり
『亀寿丸』と本当に呼ばれていたか、本当のところ我々現代人には分からない。

しかし、私は思うのです。
『亀寿丸』であってほしいと。

第一話で五大院の裏切りで斬首された邦時の童名は万寿丸
邦時が全うできなかった「万寿」の思いの分まで戦いぬいたのだと思いたいです。

【逃げ若】なんj民も裸足で逃げ出す!外道!五大院宗繁の元ネタを解説

まとめ

ネウロ・暗殺教師とヒットを飛ばす松井先生。

「逃げ上手の若君」は作者個人の趣味、エッセンスがふんだんに詰まった一作です。
話の構成はもちろん、歴史解説も随時あり、鎌倉や室町時代が全く分からなくても楽しめます。

・一部の読者層に刺さるだろう時行の少年的愛らしさ
・松井作品よろしく続々登場する変態
・安易な人間賛歌ではない、人間のすばらしさ

を堪能することができます。

原作が無事に完結すること、松井氏のご健康と今後の活躍を
1ファンとして、勝手ながらお祈りさせていただきます。

また、作中描写についての考察を別途しています。

最終話は時行の〇〇になる?ゲンバの元ネタ解説

ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。